粗利益率は「茅台酒」に迫る
2024年、中国の化粧品小売総額は4357億元で、前年比1.1%減少した。化粧品消費市場の低迷は顕著に現れており、業績が下落した国内外の化粧品企業も少なくなかった。しかし、昨年12月に香港証券取引所に上場を果たした中国の化粧品会社「毛戈平化粧品股份有限公司(以下、毛戈平(Maogeping)」は、資本市場への扉を開いただけでなく、圧倒的な成長で市場の行き詰まりを打破し、市場関係者を驚かせた。
今年3月、毛戈平が発表した上場後初の年次決算報告書によると、同社の24年の売上高は38億8500万元を達成し、前年比34.6%増となった。粗利益と純利益は前年同期比それぞれ84.4%増の32.8億元、32.8%増の8億8100万元となったという。高い収益性を背景に、毛戈平の株価は昨年12月の上場から3カ月後に2倍へ増加し、時価総額は500億香港ドルを超え、「泊莱雅」などの同業他社を大きく引き離し、時価総額で国内トップの化粧品企業となっている。
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