ユニ・チャームは、女性のウェルネスケアブランド「ソフィ」において、「妊活」に関する正しい知識を学べる機会を提供することで、社会全体の理解を深めることを目指す「妊活の選択肢を、もっと。」プロジェクトを、2025年4月7日から本格始動。そのキーコンテンツとなる「ソフィ 知ることから、はじめる。みんなの妊活研修」を2025年5月23日、一般社団法人渋谷未来デザインとともに渋谷キャストにて一般向けに実施。妊活経験者の「もっと早くから知りたかった」との声から、働く世代が多い渋谷区で、ライフプランニングの大切さや妊活について知るきっかけ作りを創出するとの考えのもと、妊活に関して知っておくべきことの社会への理解浸透、男女隔たりなく知っていくための活動やコミュニケーションをどう進めるかについて、来場者を交えて議論した。


一般参加者を交え妊活にかかわる課題とその解決の糸口を議論した

冒頭登壇したユニ・チャーム グローバルフェミニンケアマーケティング本部の村上真菜氏は、妊活にかかわる男女の意識の差、社会的理解の欠如といった課題が存在し、その解決のために社会全体で理解浸透を進めていく必要があることを説明。その中で「妊活の選択肢を、もっと。」プロジェクトの実施背景や妊活アプリ「ソフィBe」、不妊治療の費用も保障する「ソフィ おまもり保険 女性向け医療サポート」など、同社が課題解決のために実施している活動やサービスを紹介した。

イベントの後半では、ワールウィンドの河本伸明代表取締役をファシリテーターに、一般社団法人渋谷未来デザイン理事も務める松澤香渋谷区副区長、戦略コンサルティングファームコンサルタントでありwomentreneurshipの伊藤寿和子コミュニティ代表、ユニ・チャームグローバルフェミニンケアマーケティング本部の長井千香子ジャパンブランドマネジメント部長を交え、トークセッションを実施。その中で長井部長は、「妊活に関する理解浸透などの社会課題を解決していくには教育がカギになる」と、早期から性にかかわる教育を行っていく重要性を強調した。

ユニ・チャームは、「Love Your Possibilities~なんでもできそう。いつでも。いつまでも。~」を掲げ、40年以上にわたり約2400万人の女性に寄り添ってきた。近年の調査では、妊活に関する情報格差が依然として大きく、特に男性は情報収集の主なきっかけが「パートナーからの情報」であるなど、知識の普及に課題があることが明らかになっている。そこで、「妊活の選択肢を、もっと。」プロジェクトを展開。同プロジェクトでは、性別やライフステージを問わず、すべての人が妊活に関する知識を正しく得られる機会を提供し、将来の選択肢を広げることを目指す。

月刊『国際商業』2025年07月号掲載