コロナ以降、香りを扱う市場が世界的に拡大を続けており、日本も例外ではない。かつて「香水砂漠」と呼ばれた日本の香り市場はにわかに活気付いており、フレグランスを中心に、生活の中に香りを取り入れる人が増えている。
見逃せないのは、消費者の香りの使い方が変化してきていることだ。これまでフレグランスはファッションの一部としてみなされ、外出時にその仕上げとして香りをまとう、「みせる香り」であることがほとんどだった。一方、昨今は、「自分のための香り」であることが特徴だ。好きな香りを身に着けることで、自分の気分が上がる、リラックスできる。そんな使い方が増えてきており、その意識の変化こそが、日本の香り市場拡大の一因となっているとみられる。
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