ペット需要の新規開拓を担うアース・ペットの取り組み

ペットとしても最もポピュラーな動物、猫。猫との日々をつづった漫画日記はいくつも書籍化、猫専門の写真家はカリスマ的人気を得るなど、古くから愛される猫の人気が、近年ますます高まっている。また、実際のペットとしての猫の需要も、コロナ禍で拡大した生活の質への意識から、さらに大きくなっている。一般社団法人ペットフード協会の発表によれば、2021年の飼育頭数は、犬が710万6000頭、猫が894万6000頭。特に猫は13年以来緩やかに増加傾向。また、1年以内新規飼育者の飼育頭数は、犬・猫ともにコロナ前の19年に比べ、20、21年ともに増加。コロナ禍の影響で、新たにペットとの生活に癒しを求めたり、より深いコミュニケーションを求める人も増えているのだ。

経済産業省の商業動態統計をみると、ペット・ペット用品(ペットフードは除く)への支出は20年までは毎年増加。中でも、20年の支出は前年と比べて2割ほど増加し、21年は前年比でやや減少したものの、コロナ前の19年と比べると12.4%と増加している。その中でも特に市場をけん引するのが、プレミアム化の傾向だ。フード、用品ともに、「より愛猫とコミュニケーションを図りたい」という飼育者の思いから、より猫と触れ合えるような商品、愛らしい姿を見られる商品に対する支出が増えている。

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