酷暑の長期化でケア意識が増加
男性の美容意識が高まっている。男性専門の総合美容医療ゴリラクリニックの調査によると、化粧水の使用率は53.1%。5年前の同じ調査に比べて、20.4ポイントも増加している。日焼け止めの使用率は26.3%で、5年前の2倍。コロナによる肌への衛生意識、清潔感への意識向上も後押しし、メンズスキンケアが習慣化。それに伴い、メンズスキンケア(※)の市場規模は20年比13.6%増の712億円。前年比でも5.2%増と市場拡大が続いている。
※男性用スキンケアと男性用ボディケアの合算値で計算
男性用スキンケア領域でシェアを伸ばしたのは、トップ2社の花王とマンダム。それぞれ0.6ポイント、0.8ポイントの拡大だ。特にシェアトップの花王は、知名度が高い「ビオレ」からメンズブランド「メンズビオレ」を中心に展開。24年9月発売の密着泡で肌意識が高まる男性の洗顔ニーズに応える「メンズビオレ THE FACE」は、WWDBEAUTY「2024下半期ベストコスメ」ドラッグストア編メンズコスメ新商品部門で1位を獲得。また、髪・顔・体が1本で洗えるオールインワン全身洗浄料の「メンズビオレ ONE」シリーズや、液たっぷりで乾きにくく、顔も体も1枚でふける「同 顔もふけるボディシート」など、メーカー側が規定するカテゴリーをブレイクするようなユニークで差別性のある商品提案が功を奏した。
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