二大看板を持つI-neは好調を維持

2024年のシャンプー・コンディショナー市場は、前年比5.3%増と堅調に推移した。拡大の要因は、1400円以上の高価格帯に手を伸ばす消費者が増えていることだ。しかし、市場を引っ張る企業の顔ぶれは、少し変化が生じている。これまでI-neとヴィークレアの2社が目立っていたが、24年は新ブランドを発売したファイントゥデイが前年の9位から7位に上昇。そしてヘアケア事業の改革に動いた花王も、2社に楔を打つ存在になっている。

高価格帯の流行を生み出したI-neは、昨年同様、シェア2位をキープしている。24年は主力ブランド「BOTANIST(ボタニスト)」の認知度を生かしたサブラインの育成戦略が功を奏し、一段と収益性が高まっている。

この情報へのアクセスはメンバーに限定されています。ログインしてください。メンバー登録は下記リンクをクリックしてください。

ログイン