ちふれホールディングスは、従来よりもサステナブルな製造工程で、化粧水のように低粘度で安定化可能な水中油型乳化化粧料を開発し、その成果を「水中油型乳化化粧料」として特許出願していたが、この度、特許を取得した。
製品に優れた保湿機能を持たせるためには油剤の配合が必要となり、また乳化物として安定化させるためには製品の粘度を高める必要がある。乳液やクリームという剤型では、油剤の高配合と安定化を両立できる一方、化粧水のような剤型では、その両立は非常に難しく、これまでは高攪拌(高せん断)をかけて乳化させる工程が必要だった。同社は、特定の水溶性高分子、油性増粘剤、乳化剤を組み合わせることにより、化粧水のような低粘度でありながら油剤を高配合し、且つ安定性が良好な乳化化粧料を製造することに成功した。
このたび特許を取得した「水中油型乳化化粧料」製造では、高攪拌(高せん断)をかけて乳化させる工程が不要であるため、通常より省エネルギーとなる点でサステナブルな工程での製造となる。