2025年は新たなファンケルに生まれ変わる再スタートの年
キリングループとのシナジーによるグローバルでの成長に取り組む

謹んで新春のご挨拶を申し上げます。

まず初めに、昨年は能登半島地震をはじめとして、台風や豪雨など、多くの自然災害が発生した一年でした。被災された方々に、改めてお見舞いを申し上げるとともに、心穏やかな日々が一日でも早く訪れることを心よりお祈り申し上げます。

ファンケルグループで働く直営店舗、お客様電話窓口の皆さん、年末年始の営業、本当にお疲れ様でした。私も10数店舗に訪問しましたが、どの店舗も多くのお客さまが訪れており、改めてお客様に愛されているブランド、製品であることを実感しました。

インバウンドも好況な印象で、本年がますます楽しみになりました。

今年の干支は「巳」です。ヘビが脱皮を繰り返す姿は「新たな自分に生まれ変わる」という意味を持ち、巳年は再スタートや変化のチャンスに恵まれる年とされています。

また60年に一度巡ってくる「乙巳(きのと・み)」の年でもあり、新しいものが生まれ、成長していく年と言われています。

これらはまさに、ファンケルの2025年そのものです。

2025年は当社にとって大切な年となります。創業45周年という節目の年であるのみならず、昨年キリンホールディングス株式会社による株式公開買い付け(TOB)が成立し、名実共にキリンホールディングスの一員になった実質的初年度でもあります。このことは当社の本年の成果・業績が今まで以上に注目されていることを意味しており、2025年はまさにファンケルの力を社内外へ示すときです。本年はまず、我々全員で美と健康の両面からお客さまに提案し、ファンケルのブランド力をしっかり高めていきます。それに加え、キリングループとのシナジーによるグローバルでの成長などにも取り組んでいきます。

そのために、私は現場の声を経営に生かすことが重要だと考えています。事業の実態に即した適切な経営ができることに加え、変化に対して迅速に対応できるスピードも実現できるためです。皆さん一人一人の意見を聞き、一緒にファンケルを成長させていきたいと思います。5年後の創業50周年はもちろん、100周年に向けて、2025年を輝かしい一年にするために皆さんと一緒に全力で取り組んでいきます。是非一緒に前進し続けていきましょう。

最後になりましたが、本年がファンケルはもちろん、従業員の皆さんにとっても素晴らしい一年になることを祈念して、私の年初の挨拶とさせていただきます。

 

三橋英記(ファンケルの代表取締役社長執行役員)