マツキヨココカラ&カンパニーの子会社MCCマネジメントは2024年11月14日、化粧品メディア「LIPS」を運営するAppBrewの全株式を取得し、100%子会社化することで合意したと発表した。取得価格は非開示。

MCCマネジメントは、「美しさと健やかさを、もっと楽しく、身近に。」というグループビジョンのもと、人の思いに敏感で身近な存在であり続けることを大切にし、美と健康の分野を軸に新しい技術やアイデアを積極的に取り入れ、人々の生活がもっと楽しさに満ちたものになることを目指している。今回のAppBrewの株式取得は、グループビジョンの実現に向けた大きな一歩となる。

AppBrew社は「ユーザーに求められるものを再現性をもって作る」をミッションに掲げる、2016年に設立されたスタートアップ企業。同社が運営する「LIPS」は、化粧品コミュニティメディアとして、多くの人から信頼を集めるプラットフォームであり、特に若い世代からの支持を受け、化粧品選びにおいて欠かせない存在となっている。
マツキヨココカラ&カンパニーグループは、「LIPS」との連携を通じ、お客により深く寄り添い、多様なニーズに応えることで、事業のさらなる成長と発展を図っていくとしている。

AppBrew社の子会社化により、マツキヨココカラ&カンパニーグループは、リアルとデジタルを融合した新たな顧客体験創出をさらに加速していく。
マツキヨココカラ&カンパニーが掲げる「プラットフォーム構想」は、リアルとデジタルの情報を統合し、データに基づく最適なサービスをお客に提供することを目指すもの。
お客の購買履歴や行動データ、嗜好などを分析・活用し、あらゆる接点(ドラッグストア、調剤薬局、EC、アプリなど)で一貫性のある体験を提供し、お客がいつでも自分に最適な商品やサービスへアクセスできる、利便性と満足度を得られる環境を実現する。

AppBrewが運営する「LIPS」は、化粧品に関するユーザーのリアルな声が集まるメディアで、その膨大なデータ資産はマツキヨココカラ&カンパニーの「プラットフォーム構想」において中核的な役割を担うことになる。
「LIPS」に蓄積されたユーザーの嗜好データやオンライン行動データをマツキヨココカラ&カンパニーグループのデータ基盤と統合することにより、お客への理解がさらに深まり、各種サービスや商品提案の精度を向上させていく考えだ。