レックの2025年3月期第2四半期決算は、売上高が前年同期比10.1%増の326億9300万円、営業利益が31.5%増の12億3000万円、経常利益が51.0%増の15億6800万円、親会社株主に帰属する中間純利益は、136.4%増の11億2100万円と増収増益だった。
主な増収要因はキャラクター関連新製品の売り上げが伸長したことやドリンク剤事業が24年7月から加わったこと。利益面では、円安や原材料・輸入諸経費をはじめとする諸コストは上昇したものの、増収効果等により利益率が改善し、増益となった。
事業の品目別では、家庭用日用雑貨品が4.3%増の130億2500万円、清掃・衛生用消耗品が14.3%増の127億9800万円、その他が14.5%増の68億6900万円。
2025年3月期の業績見通しは、前回予想を上回って進捗しているが、今後「グロモント」及び「グロンサン」のドリンク剤事業の業容拡大のためリブランディングを進め、2025年正月開催の第101回「箱根駅伝」でのTVCM放映を皮切りに、その他にもTVCMをはじめとする積極的な広告宣伝・販売促進活動を展開する予定で、当該費用等の増大が見込まれることから、予想を据え置き、売上高が5.3%増の640億円、営業利益が7.9%減の15億円、経常利益が2.2減の16億5000万円、純利益が25.6%増の10億円とした。