期間限定無料公開(7月19日12時まで)
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グローバルプレステージスキンケアブランド「SK-II」に躍動感が生まれている。独自の天然由来成分ピテラTM(ガラクトミセス培養液―整肌保湿成分)の訴求を軸にした成長戦略が奏功し、「クリアな素肌=SK-II」という認知が拡大。日本の生活者を取り込み、業績は回復。インバウンドも復調し、再び成長期に入ったと言えそうだ。2024年7月からも手綱を緩めず、ビューティーインフルエンサー(美容部員)のエキスパート化、新しいカウンセリングを導入したカウンター体験「スキンセレモニー」の導入、超高価格帯ラインの強化など、顧客が深く納得する提供価値の確立に突き進み、新規客獲得と愛用者育成の両輪を高速回転させる考え。SK-IIの現状と進化の方向性について、西田文彦事業代表に話を聞いた。
アンバサダーに永野芽郁を起用
――国内客と訪日客の増加により、SK-IIの店頭は賑わっています。
西田 24年6月期は、国内のビジネスが引き続き安定的な成長を続け、そこにインバウンドが急回復しました。国内については数年前から取り組んでいるSK-IIの商品がもたらす肌への便益をお客さまにしっかりと伝えることに取り組み、さらにカウンター体験を強化したことで、ブランド価値に磨きがかかっています。インバウンドはコロナ前の水準に戻ったわけではありませんが、香港や台湾、ASEANからの旅行客で実績が伸びていますから、中国人観光客の戻りが本格化すれば、一段と業績は伸びると思います。ただ、依然として成長の機会は多く、足元の好業績に満足していません。例えば、国内ではプレステージスキンケアの世帯浸透率が約7%(SK-II調べ)で、中国などの諸外国と大きなギャップがあります。ですから、プレステージブランドの使用者を増やすことに全力で取り組み、国内市場をもっと元気にしたいと思っています。
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