編集者のお薦め記事が売上拡大に貢献

情報メディアとECがドッキング。2022年3月に大丸松坂屋百貨店の化粧品専門サイトとして新たにスタートを切ったDEPACO(デパコ)は、それ以降も客層が拡大するのと併行して、売り上げも約30%と高い伸びを続けている。先行して18年にオウンドメディアとして立ち上げたデパコだったが、大丸松坂屋の公式総合ECとの連動性は低かった。総合EC内では化粧品以外の商品も扱い、化粧品特化ECとでは客層が違っていたからだ。新生デパコは、そこから脱却して、オウンドメディアも含めた化粧品特化のECへと刷新。それがデパコの競争力を高める結果となっている。

新生デパコが目指したのは、百貨店の強みを生かした情報力と、いつでも、どこでも買えるECの利便性を組み合わせて、人の温かみを感じるメディアコマースとして差別化することだった。そこで最大の武器となるのがデパコの代名詞、オウンドメディアだ。専任のデパコ編集部が多い時で月100本以上の最新のデパコス情報や特集記事を掲載。購入目当てのお客や、何を買ったらいいか分からないデパコス迷子の二つの層に対して、バランス良く記事を投稿している。

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