毛髪科学技術者協会(MGK)は2月9日、「第14回毛髪科学研究発表会」を東京・湯島において開催した。

信州大学の藤井敏弘氏による「毛髪タンパク質の実用化 代替毛髪からバイオメモリアル製品までの提案」、東京工科大学の宮地弘子氏による「ブリーチ処理による毛髪表面タンパクの疎水性変化」といったアカデミアからの新たな切り口や新知見の発表や、アリミノの富樫孝幸氏による「パーマ処理による毛髪内部構造への影響:13C固体NMRによる解析」、タカラベルモントの萬成哲也氏による「毛髪中の官能基を可視化する新規イメージング技術〜ビオチン標識による蛍光・SEM観察法〜」、ミルボンの上門潤一郎氏による「ブラシブローとヘアアイロンの違い」といった、企業に依る新技術、新知見など八つのテーマが発表された。講演ごとに設置されていたQ&Aでは会場からの質問も多く、活発なセミナーとなった。

月刊『国際商業』2024年04月号掲載