毛髪科学技術者協会は、「第152回学術大会および第46回西日本学術大会合同学術大会」「2022年度第1回基礎講座(特別WEBセミナー)」をWEB配信した。

学術大会では、大阪大学大学院医学系研究科皮膚・毛髪再生医学寄附講座特任教授であり心斎橋いぬい皮フ科の乾重樹院長が、「赤色LEDによる脱毛症の治療」について講演。「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版」によれば、LEDおよび低出力レーザー照射は十分なエビデンスがあり、推奨度B(行うよう勧める)と評価されている.基礎的にはマウス背部毛においてLED照射群に毛成長促進効果が観察された。さらにLEDおよび低出力レーザー照射療法の毛成長促進効果は5件のランダム化比較試験が報告されている。赤色LED照射(N-LED 5000 DK(Aderans.Co.Ltd),1.35J/cm2,週1回、6カ月)を施行した自験4例の検討でも3例において毛髪数、軟毛率、毛直径の改善効果があったことを解説した。

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