I-neは、新たなスキンケアブランド「​ennthy(エンスィ)」の第一弾新製品として「スキン アウェイクニング エッセンス」を2024年2月5日から公式オンラインストアにて発売する。23年12月7日には、発売にさきがけ新ブランド発表会を開催した。


バリア機能をサポートすることで、美しい肌を目指す新スキンケアブランドだ

同ブランドは、女性の化粧品選びにおける悩みに着目した。発表会で登壇した藤岡礼記執行役員兼プロダクトマネジメント本部本部長は、「今の化粧品業界にどんな課題が眠っているのか、これまでの当社のヒットブランドのように、独自の視点からこの業界に新しい価値を見出せないのかを探したところ、多くの女性が化粧品選びに悩んでいるという実情に気付きました。安いものから高いものまで、情報収集をしてさまざまなブランドを使ってみることは、ファッションを楽しむように、化粧の楽しみ方であると思います。しかし一方で、どこか悩んでいる、それを解決できないかと考え始めたのが今回のエンスィ開発のきっかけです」と開発背景を語った。

エンスィは、スキンケアの本質として、肌の基盤、すなわちバリア機能をサポートし、すこやかさを保つことを提案。肌自体がすこやかでいれば、肌はみずから美を目指していけるという思想のもと、肌のバリア機能を高めることで肌トラブル予防を可能にすることを目指している。

皮膚のバリア機能は、細胞間脂質や天然保湿因子(NMF)、皮脂膜の三つの因子によって成り立っている。これらを正常に保つことで肌は外部からの刺激や病原体から身を守ることができるが、洗顔などで一時的に乾燥しやすい肌状態となるため、脂肪酸やセラミドなどの補給が大切である。

そこで今回発表された新製品「スキン アウェイクニング エッセンス」には、その3因子である皮脂、細胞間脂質、NMFの役割を担う成分である「プリンセピアオイル」「ヒト型セラミド」「ペプチド」をバランスよく掛け合わせたオートリリースカプセルのennthy独自成分を配合。プリンセピアオイルは、ヒマラヤなど限られた地域で採れる希少なオイル。抗酸化作用が高く、肌に必要な栄養成分を豊富に含んでいる。人の皮膚成分と似た脂肪酸構成比をしており、肌なじみに優れているのが特徴だ。これらの美容成分は、オートリリースカプセル処方で長時間にわたり肌にうるおいを届けていく技術を採用している。

また、新製品はあえてオイル層と美容液層をわけた2層式。オイル層に浸透性の高いプリンセピアオイル、美容液層に有効成分を含むリポソームを配合することで、肌なじみを高めることができるとともに、安定性の確保や有用成分の配合量アップにもつながっている。

香りは、アップサイクルの天然香料を使った、脳科学に着目して生まれたフローラルムスク。ジャスミンは、花市場での売れ残りや冠婚葬祭時の装飾後に廃棄される生花を使用し、シダーウッドは、家具を製造する際にでる端材を使用している。透明感のあるミュゲとソフトなジャスミンを基調に、甘さと爽やかさを兼ね備えたフルーティシトラスをプラス。ウェルビーイングな日常に寄り添う心地の良い香りだ。

同社はスピード感のある開発が特徴だが、プロダクトマネジメント本部商品開発部の坂本紀子氏は「エンスィは100回以上のテストを繰り返し、やっとの思いで生まれたこだわりの商品。まずは美容液1本から、当社のポリシーに則って、小さく生んで大きくブランドを育てていきます」と力強く語った。