ホテル業界、美容院にまで取り組みが広がっている
ツバキスタイルがグラセルと共同出資して設立したBEAUTYCLE(ビューティクル)の化粧品・トイレタリー容器の水平リサイクルへの取り組みが本格的にスタートを切っている。始まりは2023年4月から。新日本製薬との間で同社の化粧品ブランド「パーフェクトワン」の容器の水平リサイクルの実証実験を行ってきた。そして23年5月に佐賀工場が稼働したのを機に、同水平リサイクルが本格的に開始。以降、ホテル業界、病院にまで循環型リサイクルシステムの構築に向けた取り組みが拡大している。
ホテル業界初の取り組みとなったのが、23年5月に東急歌舞伎町タワー内に開業した「BELLUSTAR TOKYO」で使用するバスアメニティボトルの水平リサイクル実証実験。BELLUSTAR TOKYOで使用されているホテルオリジナルのバスアメニティボトルを回収し、ビューティクルの佐賀工場において、「洗浄→粉砕→樹脂化→容器として再生」というフローで新たなボトルとなり、再度BELLUSTAR TOKYOのアメニティで使用するというものだ。ツバキスタイルの杉山大祐代表取締役社長は次のように説明する。
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