伊勢半グループの事業会社、マーシュ・フィールドは、あざ、傷あと、白斑など、肌色に深い悩みを抱えた人に向けたカバーメイクアイテムを販売している。カバーメイクによるアピアランスケアはもちろん、昨今はその高い機能性で脚光を浴び、一般生活者にまで、愛用者が広がっているという。2023年6月、伊勢半コミュニケーション本部本部長の大町龍氏が社長に就任。同社の価値をどのように広げるのか。ビジネスの現状と強化策について話を聞いた。

カバーメイクアイテムを幅広く展開する

ファン納得の機能性で強固な絆を育む

――そもそもマーシュ・フィールドの成り立ちについて教えてください。

大町 設立は1968年で、企業としての歴史は長いのですが、現在の事業展開になったのは、2000年代に入ってからです。そのきっかけは、伊勢半の澤田晴子社長がカバーメイク、スキンカモフラージュなどのアピアランスケアには切実なニーズがあると知ったことです。それに応えていきたいと決意し、カバーメイク事業を立ち上げました。現在ではアピアランスケアのための需要も高まり、全国の医療機関などを通じて当社のカバーメイク商品を紹介する取り組みを続けています。また、オンラインでの商品販売とともに、リアルのカウンセリングを実施。東京・市ヶ谷の本社で行うカウンセリングはもちろん、全国各地で行うカウンセリングイベントは、いつも満席状態になっています。また、ここ数年はインフルエンサーにシミやくすみなどの肌悩み対策として、高機能なマーシュ・フィールドの商品を取り上げていただくことが増え、顧客層が広がっています。

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