アイスタイルは経営と業務執行を明確に分けた新経営体制に移行した。業務執行を任されたのは、これまで小売業などを統括するプラットフォーム事業セグメント長を務めてきた遠藤宗氏。新たに社長に就任した遠藤氏に、アイスタイルの今後の方向性について聞いた。

現場の力を引き出すことが私に課せられた仕事

――社長に就任される思いをお聞かせください。

遠藤 今まで吉松(徹郎)が創業社長として一人で会社を見てきたわけですが、いずれは下の代に会社の運営を引き継いでいかなくてはならないとなったときに、もっと現場の力を強くしないといけないね、と吉松とずっと話してきました。それでいままで店舗とEC含めてリテール中心に現場を見てきた私が全体を俯瞰し引っ張っていくのがよいのではないかと。吉松は会長として会社の経営を受け持ち、そして私が社長として業務の執行にあたる。コロナでこの2年間苦しかった面もありますが、より現場の力をうまく引き出せるように、みんなと一緒に頑張っていかなければならないと決意しました。

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