――2020年7月に、19年度からスタートして進めていた中期事業構想を18カ月ミッションとして大きく方向転換しました。

佐藤 コロナで美容室を取り巻く環境は大きく変わりました。美容市場の課題解決に向けた取り組みを中期事業構想で進めていこうと考えていましたが、コロナが収束したときには人々の生活は一変し、価値観が大きく変わると考え、中期事業構想中に進める予定だった施策を加速する方向に舵を切りました。その一丁目一番地に位置付けたのがDX。美容室の生産性と持続可能性を考えると、デジタル施策は不可欠です。生活者に寄り添う「milbon:iD」、美容師さまに寄り添う「エデュケーションiD」、商圏分析など美容室に寄り添う「データマーケティング」、そしてこれら三つの寄り添うDXに横ぐしをさすバーチャルイベントスペース「デジタルアリーナ」を四本柱とするデジタル施策で美容室を後押しする体制が整いました。

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