資生堂は、次世代を担う経営リーダーを育成する施設「Shiseido Future University」を、創業の地である銀座に 11月30日にオープン。初代学長は、代表取締役会長 CEOである魚谷雅彦氏がつとめる。
同社は、「PEOPLE FIRST」という経営理念のもと、人財が会社にとって最も大切な資産であり、企業価値を高めると信じ、人的資本への投資を強化してきた。これまでも世界中から価値創造に最適な人財が集まる企業として、ジョブ型制度の導入、人財のグローバル化やDE&Iの加速、個の能力を高める研修制度などを行っている。
今回始動した「Shiseido Future University」は、資生堂ならではの価値創造とイノベーションを創出するために、ビューティーカンパニーにふさわしい美への感性や心の豊かさ、最先端のグローバルレベルのビジネス知見を合わせもったリーダーの育成を目指す。国内外グループ会社から選抜された次世代の経営リーダーとなる人財を中心に、オリジナルのリーダーシッププログラムを実施する。
コンセプトは、「Inspired by our Heritage & Building Our Future(~美の文化遺伝子を持ち合わせ、未来へのエネルギーとして転換できる経営リーダー~)」。創業者の思いや、150年にわたるDNAやヘリテージにインスピレーションを得ながら、自らビジョンを描き、長期的な視点で企業価値を高め、変革を実現する突き抜けた経営リーダーへの人材開発を行う。
ロゴは、普遍性と多様性を同時に内包し、資生堂に生命美というインスピレーションを絶えまなくもたらしてきた唐草模様を採用。ビジュアルアイデンティティを受け継ぎながらも、これまでの「資生堂唐草」のスタイルを超え、未来への成長の象徴として再解釈して仕上げた。「Shiseido Future University」の、人が持つ限りない可能性への願いをこめてデザインしたロゴ「MIRAI KARAKUSA」となっている。
空間コンセプトは、「美と知のResonator / 共振装置」。世界中から集まる参加者がフラットに交流できるスペースや、アートやヘリテージスペースを随所に配置し、人と人、知性や感性、日本とグローバル、過去と未来など、多様性あふれるさまざまな要素が共振することを促すと同時に、学びのための「余白」ある空間を実現している。
創業の地である「銀座」にその拠点を置くことで、原点から資生堂の未来を生み出す。
「Shiseido Future University」 コンセプトムービー ”Our Future”(https://corp.shiseido.com/jp/r/yt/20231130/01/?rt_pr=trp53)