SK-Ⅱは8月20日、二つの美容クリームを同時発売する。美容クリーム「SK-Ⅱ スキンパワー アドバンスト クリーム」と乳液状美容クリーム「同エアリークリーム」がそれで、価格、容量は共通で、50グラムが1万7050円、80グラムが2万4200円。6月27日に東京エディション虎ノ門で開いた発表会には、美容メディアや美容家などが集結し、盛況を極めた。
商品開発のこだわりポイントは五つある。一つ目は肌悩みの多様化。SNSやオンラインコミュニケーションの普及により、自分の顔と直面する機会が増え、肌悩みはハリのなさ、乾燥によるくすみ、毛穴、ゆらぎなど多岐にわたるようになった。二つ目は、エイジングの火種。SK-Ⅱは20代から70代まであらゆる人の肌に存在している、エイジングサインの起点となる肌の中で起きている事象にアプローチする成分や処方を追及している。三つ目は、ピテラTM×キンレンカエキス×シャクヤクエキスによる多彩な肌への包括的なアプローチ。四つ目は、美容成分を速やかに届けるマイクロパーティクル処方。五つ目は、世界初の独自技術「エイジングの火種」を可視化する測定方法の開発である。
こっくり、まろやかな美容クリームは、複合的なエイジングサインの根本原因であるエイジングの火種に着目。新サイエンスに基づき、ピテラTM×キンレンカエキス×シャクヤクエキスをマイクロパーティクル処方で角層のすみずみまで届ける。クリームでありながら、美容液のようにするりとなじむ浸透感、すべるようになめらかな後肌感。この新感覚のテクスチャーが特徴である。
一方、さらりと、軽やかな乳液状美容クリームは肌悩みへのアプローチは美容クリームと同じだが、テクスチャーが全く異なる。ふわっと軽やかで、肌の上でとろけるようになじみ、さらりとしたヴェールで包み込む。
香りは共通で、柔らかくみずみずしいネロリオレンジ。肌悩みへの新たなアプローチは、ジェンダーの壁を越えて注目を集めそうだ。★
月刊『国際商業』2023年09月号掲載