資生堂プロフェッショナルは3月28日、次世代のビューティークリエイターを育成、発掘するヘアカラープロジェクト「PRIMIENCE NEXT GENERATION(プリミエンス ネクスト ジェネレーション)2023」を3月よりスタート。その就任式を東京・天王洲において開催した。

同プロジェクトは、未来のヘアカラーをリードしていく次世代美容師の発掘、サポートを行っていくプロジェクトとして立ち上げた。ファッションカラーの「プリミエンス」、グレーカラーの「プリミエンスエンリッチ」、最新トレンドカラーの「アルティスト」、「カラーミューズ」、ブリーチシステムの「ブリーチマスター」のヘアカラーブランド5ラインから成るプリミエンスは、日本、アジアの黒髪に合わせて開発したもので、その組み合わせにより無限のヘアカラーデザインを提供できるヘアカラーブランドだ。日本全国から選抜された10名の若手スタイリストに、年間全5回のカリキュラムを通じて、プリミエンスブランドを使いこなすための商品知識、ヘアカラーテクニックに加え、自身のブランディング力、情報発信力を高めてもらうコンテンツを用意する。

講師には、商品知識・技術教育を担当するチーフテクニカルオフィサーとして、punel/solの齋藤剛氏、SNSおよび自身ブランディング教育を担当するチーフSNSオフィサーにblinkの兼井遼氏を迎え、次世代を担う10名の若手スタイリストがPRIMIENCE NEXT GENERATIONプロジェクト第1期メンバーとして、ともに学び、互いを高め合う関係性を、同カリキュラムを通じて構築する場として活用していく。また、若手美容師同士がサロンの枠を超えて交流し、〝ともに学び、お互いを高め合い、刺激し合う場〟とすることで、美容師の成長と活躍を通じ、サロン業界の成長促進にも貢献する。

講師のblinkの兼井遼氏(左)とpunel/solの齋藤剛氏(右)

冒頭、あいさつに立った資生堂プロフェッショナルグローバル戦略ビジネスユニットの小野寺涼子グループマネージャーは、「プロジェクトはコロナ前から温めてきた企画。ようやくスタートが迎えられることをうれしく思っています。CTO、CSOに指名させていただいた2名の方、および10名の第1期生の皆さまとともに1年間を通じて商品を使っていただきながらともに成長していきたい。皆さまの1年間の成長と軌跡を追いかける動画コンテンツも作成する予定です。ぜひ楽しみにしていてください」と語った。

小野寺涼子グループマネージャー

資生堂プロフェッショナルでは、同プロジェクトを将来的にはアジアの美容師を巻き込んだ活動へと拡大し、美容師とともに大きなうねりを生み出し、プレミエンスを日本やアジアで今まで以上に愛されるヘアカラーブランドへと育成していく考えだ。

今回選出された若手美容師は、「10名のうちの一人に選ばれてとても光栄に思います。ここでしか学べないことをしっかり学ばせていただいて、このプロジェクトが終わった後も皆でヘア業界を盛り上げていけるような存在になりたい」など、意気込みを力強く語った。

第1期メンバーに選出された美容師は以下の通り。

                      (敬称略)

月刊『国際商業』2023年06月号掲載