「YOLU」の大ヒットでヘアケア市場でのシェアが拡大

――ヘアケア市場の現状をどう分析していますか。

大西 ヘアケアは消費財から嗜好品に移行しています。それは1000円以下のマスブランドの停滞が続いているなか、中高価格帯のブランドが大きく伸びていることからも分かります。2021年の1000円以上のヘアケア市場は年率15%以上で成長しており、22年もその傾向は続いている。当社では21年9月の発売から約1年で累計販売数1000万個を突破した夜間美容シャンプー「YOLU(ヨル)」と、22年8月発売の40代以上をターゲットにしたボタニストの新ライン「ROOTH(ルース)」の中高価格帯が大ヒットしました。この二つのブランドが貢献して、ドラッグストア市場でのヘアケアカテゴリーにおいて、コーポレートシェアは自社調べで、21年の5位から22年9月以降は2位に駆け上がっています。

「YOLU」が大ヒットし、新しい事業の柱になった

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