ドン・キホーテは2022年6月8日、オリジナルスキンケアブランド「cosparade(コスパレード)」から、「贅沢をもっと身近に」というコンセプトの新スキンケアシリーズ「GENECOS(ジェネコス)」として「モイスト プレ ミルク」(200ミリリットル・2178円)、「同 セラム」(50ミリリットル・同)、「同 エッセンスローション」(150ミリリットル・同)を発売。同日には、タレントの横澤夏子をゲストに招き、発表会を開催した。
同会の冒頭、パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(PPIH)のPB企画開発部コスメ開発責任者の庄司大輔氏が登壇。コロナ下で変化した消費者の意識について触れたうえで、興味はあるがリピートしにくい、あるいはチャレンジしにくいといった「高機能な化粧品の価格的課題」について言及。その課題を解決するために「贅沢をもっと身近に」をコンセプトに据えた同シリーズの開発に至ったと語った。
ジェネコスシリーズは、ドン・キホーテ自体のイメージとも異なり、価格以上の高級感を実現させた製品となっているのが特徴だ。発売前の6月4、5日には、東京都渋谷区のZeroBase神宮前にて、ドン・キホーテのPBであることを隠した状態でポップアップイベントを開催。一足早く商品を試す機会としたとともに、来店した人に対して、商品価格予想アンケートを実施した。
その結果、お客の予想価格はそれぞれ平均で、プレミルクが4834円、セラムが6993円、エッセンスローションが5211円、と実際の商品価格2178円よりも大幅に高い価値を感じる人が多かった。発表会で、同じく事前に使用している横澤が強調したのは、それぞれの使用感と高級感のある香りだ。会場で実際の価格を知ると、「いい意味でこんなにギャップがあるのは初めて。企業努力とみんなへの思いやりを感じる」と驚きの声を上げた。
プレミルクは、洗顔後すぐ使う先行乳液。2種類の潤い成分と健康な肌の皮脂を再現したオイルバランサー成分が、肌に潤いを与え、硬くなった肌を柔らかく整える。
セラムは、皮膚常在菌である「美肌菌」に着目した成分を配合した美容液。しっとりするのにべたつきにくいテクスチャーで、肌を潤いで満たす。
エッセンスローションは、オイル成分と美容成分をバランスよく配合した二層式エッセンス。使用前に軽くシェイクして使うと、美容成分が角質層に浸透、オイル成分が表面でふたのような役割を果たし、みずみずしい美しさを引き出す。
月刊『国際商業』2022年08月号掲載