昨年末からウクライナ国境際で不穏な動きを見せていたロシア軍は2月24日、大方の希望的予想を裏切って、ウクライナへの全面侵攻を始めた。欧州ではコロナ禍を乗り越えてほぼ全ての行動制限が解除され、明るい見通しが立ち始めた矢先のこと。21世紀の今、あり得ないと信じていた狂気の戦闘が欧州の東端で始まったのだ。

日本にとっては、地球の反対側でのできごとなので欧州ほどの臨場感はないかもしれない。だが、欧州では陸続きのたった2000キロメートル先で起こっているので、NATOやEUの方針に則して、経済界の反応は迅速で明確だった。日本ではコカ・コーラやマクドナルド、IKEAのロシア市場撤退などが伝えられたが、ファッションやビューティ業界の動きも素早かった。

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