2021年7月1日に事業を開始したファイントゥデイ資生堂。ヘアケアブランド「TSUBAKI」、スキンケアブランド「SENKA」、メンズブランド「ウーノ」といった知名度の高い資生堂のパーソナルケアブランドを引き継ぎ、CVCキャピタルパートナーズと資生堂の支援の下、26年までに売上高1500億円達成、数年以内のIPO(新規上場)を掲げた。

独立することになったパーソナルケア事業の舵をとる小森哲郎 代表取締役 社長 兼 CEOは船出に当たって、これまでは資生堂のプレステージ戦略にけん引される形でビジネスを展開してきたがゆえに、国内においては、変化が激しい日用品消費財市場での迅速な対応力に課題があること、海外展開はパーソナルケア事業の求心力よりもプレステージの遠心力に頼っていた部分が大きいとの認識を示していた。

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