新日本製薬が、女性の心と体に寄り添うフェムケアブランド「COCOROOT(ココルート)」を立ち上げた。同ブランドでは、「日常にとけこむフェムケア」をコンセプトに、産婦人科医の対馬ルリ子医師監修のもと、月経前の心身の不調をケアする商品を展開する予定で、第一弾商品として、3月30日にバランスサポートサプリメント「CALMING(カーミング)」を発売する。クラウドファンディングサイト「Makuake(マクアケ)」で、3月8日に先行発売。販売価格は中価格帯を見込む。
同商品は、サフランやチェストツリーといった自然由来のハーブと、女性にとって不足しがちな栄養素を配合しており、毎月のゆらぎと上手に付き合っていきたい人におすすめのサプリメントだ。
女性の社会進出が進み、社会での活躍を推進する流れが世界的に加速しているが、一方で、特に日本国内では、依然として女性特有の健康問題に対する理解や環境の整備が十分ではなく、社会課題として顕在化している。そうした中、美と健康のライフスタイル創造カンパニーを掲げる新日本製薬は、女性の健康問題に向き合い、フェムケアブランド「COCOROOT」を立ち上げるに至った。
同ブランドは、同社の女性社員が自ら手を挙げチームを結成し、開発を進めた。女性社員の割合が約8割を占める同社においても、月経前の心身の不調に悩みながら働く社員は少なくないという。その当事者である社員が自らの経験をもとに、「月経による不調を改善できる選択肢をつくり、ライフスタイルに浸透できれば、さらに自分らしく生きられるのではないか」と声を上げたことがきっかけとなり、開発チームが発足した。
開発チームにおいては、女性支援医療の第一人者である産婦人科医の対馬ルリ子医師が参画し、対馬医師の長年の経験に基づく医学的知見を取り入れ商品開発を進めていく。開発過程においては、リアルな声を数多く集め、女性のライフスタイルにマッチする解決方法を模索する。女性特有の不調について「何となく声を上げにくい、隠してしまう」という声もあったことから、前向きに自分自身の健康と向き合っていけるようなブランドイメージ・デザインを追求していく考えだ。
なお、ブランド名である「COCOROOT」は、「CO(ともに)」+「COR(ラテン語で心)」+「ROOT(根・応援)」を合わせ、ネーミング。ブランド名の由来でもある「ROOT」に目を向け、表面的な解決ではなく、その根っこを探り、根本から解決することで、女性たちの心と体の不調が、当たり前に受け入れられる優しく寛容な社会の実現を目指す。