肌荒れしないマスクを開発
――新型コロナの影響が長期化しています。
桃谷 去年の今頃、中国の武漢で新型コロナの感染が広がりましたが、今思えば、どこか対岸の火事のような気持ちだったと思います。それが地球規模の未曽有の事態に発展し、過去の常識や仕組みが通用しない世界になっていきました。化粧品業界でいえば、商品の作り方、価値の伝え方、販売手法が様変わりしています。新型コロナ前から喫緊の課題だったデジタルの活用は一気に進み、さまざまな新しい体験が生まれています。しかも、それらは非連続のイノベーションが多く、過去の知見やデータは通用しなくなっていることも事実です。この環境下に置かれると、私たちのブランドの存在意義、さらにいえば、私を含めて桃谷順天館の人財は何のために働いているのか。新型コロナ禍は、会社、ブランド、商品の原点を見つめ直す機会になりました。社員の知恵と経験を結集し、戦う体制を築けば、成長のチャンスはたくさんあると考えています。
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