化粧品メーカー ― 2019 ― 新春トップインタビュー
■ベテランと若手の役割は違う
――2018年11月期の業績はいかがでしたか。
桃谷 化粧品業界全体が伸び盛りですから、有難いことに当社も業績を伸ばすことができています。とはいえ、異業種のスタートアップ企業がデジタル手法を駆使して化粧品ブランドをある日突然立ち上げても不思議ではなく、変革の時代に突入しているのも事実です。デジタル化への対応は最優先の課題として取り組んでおり、その一つとしてAR(拡張現実)を活用した商品カタログを採用しました。以前よりARの取り組みは行っていましたが、今回「販売店様にとってより活用いただける工夫ができないか?」と若手社員が提案。ARアプリを駆使し、実際に店頭の棚に商品ディスプレイを設置しているかのように見える仕組みをカタログに組み込みました。また、お子様に人気の無料社会体験アプリ「ごっこランド」に新規パビリオンを出展。このアプリは、子どもが大好きな「なりきり」「ごっこ」遊びを通して、インタラクティブに社会の仕組みを無料で学べるというものです。累計ダウンロード数260万突破の人気アプリを使用する子どもを通じて大人にもブランドの価値を知っていただく機会になっています。その他にもさまざまな取り組みを進めていますが、過去の延長線上で物事を考えていては遅れをとる。先日、中国・深圳に足を運び、その思いは確信とともに決意を新たにするものとなりました。
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