サンスターは、山梨県が推進するメディカル・デバイス・コリドー計画に賛同し、山梨県南アルプス市に新しく建設した、「サンスター山梨工場」が、10月から稼働を開始したと発表した。これにより、国内の洗口液などの液体製品の生産能力が最大で3倍になる。新工場では液体ハミガキ「ガム・デンタルリンス」、洗口液「ガム・マウスバリア」などの液体製品、約50種類の製品を生産。昨今のオーラルケア意識の高まりによる洗口液需要増加に対応し、さらなる事業拡大を図る。

新工場では、国内で唯一自社工場にて小容量から大容量までの多種多様のボトル成形から充填包装までの一貫生産を行い、現在の約30%の在庫削減を目指す。将来的には新たにラインを追加導入し、伸長しているアジア向け製品の増産に対応する予定だ。

また、屋上に太陽光発電パネルを設置。工場全体に高効率空調設備も導入し、環境に配慮した設計となっている。さらに、サンスターの洗口液、液体ハミガキなどを生産する工場では初めて工場見学コースを設け、ボトル成型から充填包装までの生産プロセスを一般公開する。見学プログラムでは、体験を含む見学に加え、オーラルケアを起点とした全身の健康についてのセミナーを実施し、さらなる地域貢献を目指す。

サンスター山梨工場

〈サンスター山梨工場 概要〉
所在地:山梨県南アルプス市宮沢173-3
建築面積:約5300平方メートル
延床面積:約7400平方メートル
階数:地上2階建
生産能力:最大年間5000万本生産可能
投資規模:約50億円
稼働開始日:2021年10月1日