資生堂が世界88の国と地域で展開しているブランド「SHISEIDO」 は、サーフィンの世界的団体「WSL(World Surf League)」と、WSLの非営利団体「WSL PURE」と共に、2030年までに海洋の30%の保護を目指す「We Are One Ocean」の請願書を11月15日に国連生物多様性に関する条約締約国会議に提出したと明らかにした。SHISEIDOは、2022年以降もWSLのグローバルサステイナビリティーパートナーとして、We Are One Oceanへの支援を継続し、プロサーファーとともに、より美しい海の実現を目指すという。

We Are One Oceanは、WSL、WSL PURE、SHISEIDOが、21年より開始した活動。国連生物多様性条約事務局が掲げた30年までに達成すべき保全目標素案に呼応し、より美しい海の実現に向けて、世界中の人々に海の環境保全を伝えることを目的としている。五十嵐カノアやレイキー・ピーターソンなどのトッププロサーファーや90以上の団体が賛同し、「We Are One Ocean」のメッセージはWSLの大会やメディアを通じて、150カ国以上、合計4億人以上の人々に届けられた。

SHISEIDOは、19年より“Respect for Oceans”をテーマに、WSL、WSL PURE、そして世界で活躍するトッププロサーファー達と協働して海を守る「SHISEIDO BLUE PROJECT」を開始。20年には、サステナブルな活動や製品開発を通じて、ビューティーカンパニーならではの社会価値を創造するグローバルプロジェクト「Sustainable Beauty Actions(サステナブル・ビューティー・アクションズ)」を宣言した。「MOTTAINAI(リサイクルやリユース)」「HARMONY(社会や環境との調和)」「EMPATHY(おもいやり)」の三つの柱で構成し、サステナブルでより良い世界を実現するために行動している。