人材育成に注力し取引先の想いをかなえる
「変化への対応は化粧品受託製造業の本分」。ピカソ美化学研究所の八木伸夫社長はこう言い切る。長年、化粧品の受託製造にかかわり、取引先、流通、化粧品の販路などの隆盛や市場トレンドといった化粧品業界の変化のなかで、同社は取引先の差別化につながる高品質な商品を、取引先の売りたいタイミングで着実に提供することに努めてきた。今回の新型コロナは化粧品業界が経験したことのない大きな変化の波となっているが、これによる手指消毒関連の需要の高まりに迅速に対応すると同時に、抗しわ成分であるナイアシンアミドを採用したベースメイクなど、個性的な商品を提供することで顧客に貢献している。
変化に対応するためには「人材が何よりも大事」と八木社長は強調する。これまで以上に人材育成に注力するのはそのためだ。研究開発であれば革新的な商品を生み出すノウハウ、営業であれば化粧品にかかわる総合的な知識、経験、感性、化粧愛、生産であれば高品質で生産性が高いものを作り上げる技術といった各専門分野で必要な知見を磨き上げる教育を行っている。
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