中国の外交はアグレッシブ過ぎると批判されることがあるが、内政を見ると、実は対外拡張をしていく余裕などないことを知るべきだ。中国の外交、対日関係の行方をもっと冷静かつ正確に見極めるためにも、中国の内政をもう一度点検する必要がある。「3人っ子政策」が打ち出されたことは、その例証になるだろう。
5月31日、中国共産党中央政治局会議が開かれ、育児制限を現行の2人から、3人まで認める決定をした。この10年で、60歳以上の高齢者は2億6400万人に増え、全人口の18.7%を占めるまでになった。高齢化社会に突入したということになるので、若い人たちの人口を増やすためだ。
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