●子ども用紙おむつ
安心・安全意識が高まりメーカー品に需要が集まる
子ども用紙おむつ市場は、コロナ禍で健康、衛生、清潔、安心・安全といった意識の高まりを背景に、高単価、高機能のプレミアム品への需要が拡大。売り上げで前年比約1.5倍となった。こうした意識の向上はメーカーやブランドに対する信頼感、安心感に対する需要とも捉えられ、市場でネームバリューのあるメーカー品の購買が加速。これにより各社ともシェアを拡大。前年で7.2%あった「その他」が大幅に縮小した。
加えて、外出自粛により、1回の買い物で大量にまとめ買いする意識も広がったことから大容量タイプの購買が進み、通常品よりも高い伸びを示した。ただ、生活者は購入場所を変えたかというとそうではなく、これまでも使っていた近隣のドラッグストアなどで引き続き購入。ドラッグストアが主要チャネルであることに変わりはない。緊急事態宣言下でも営業していたホームセンターは需要を取り込めなかった。今後もまとめ買いの傾向は変わらず、大容量品の需要は続きそうだ。
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