子ども用紙おむつ市場はハイプレミアム戦略の有無が明暗
国内の子ども用紙おむつ市場は、引き続きハイプレミアムと呼ばれる高機能、高単価商品の開発、販売促進に力を注ぐユニ・チャームのシェアが高まっている。国内では、日本初となる紙おむつの表面シートにオーガニックコットンを配合した「ナチュラル ムーニー」シリーズ。そして2019年4月に発売した〝モレ安心〟の「ムーニー エアフィット」シリーズの販売促進が効を奏した。
「ナチュラルムーニー」は、安心・安全のイメージが好感されたオーガニックコットン使用の付加価値に加え、京都大学との育児に対する親の自己効力感を高める共同研究をもとに、赤ちゃんがおしっこをするとポジティブなメッセージが浮かびあがる〝Happyお知らせサイン〟を開発。この機能を搭載した新商品を19年11月に投入したことで売り上げが拡大。一方「ムーニー エアフィット」では、折紙吸収体を機能させるために「勝手にフィットギャザー」を搭載した商品を19年4月に追加発売。伸び縮みする力を利用していつも通りおむつを引き上げるだけで自動的に立体変形するため、赤ちゃんのおむつ交換に苦手意識の強い父親が利便性を認識したことも高評価につながっている。
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