アース製薬の2021年12月期第1四半期決算は、売上高が前年同期比8.4%増の492億7800万円、営業利益が同56.0%増の80億5000万円、経常利益が同59.5%増の82億600万円、四半期純利益が同64.6%増の55億7500万円となり、大幅な増収増益となった。

セグメント別売上高をみると、家庭用品事業が好調で同11.8%増の463億5400万円。増収および売り上げ構成比の変化に伴う原価率の改善、マーケティング費用の抑制などが奏効し、営業利益は同66.9%増の79億6800万円となった。

中でも、虫ケア用品部門と日用品部門の入浴剤が売り上げをけん引。コロナ禍における換気の推奨などの新しい生活様式が浸透した影響で、「アースノーマット」や「アース虫よけネットEX」が伸長。入浴剤では、粒剤タイプの「きき湯」や分包タイプの「日本の名湯」「いい湯旅立ち」などが好調だった。

売上高はそれぞれ、虫ケア用品部門が同17.2%増の191億1400万円、日用品部門が同7.9%増の249億2100万円、ペット用品・その他部門が同12.5%増の23億1800万円となった。

総合環境衛生事業の売上高も同1.4%増の63億3400万円と微増。採用増に伴う人件費の増加などで、営業利益は同14.1%減の3億3200万円となった。

通期業績予想の変更はない。売上高は前期比2.0%増の2000億円、営業利益は同3.6%減の110億円、経常利益は同1.4%減の115億円、当期純利益は同97.3%増の70億円で、売上高と純利益は過去最高を更新する見込みだ。

月刊『国際商業』2021年07月号掲載