アテニアは、SDGsに関する取り組みの一環で、キリンビバレッジのペットボトル入り清涼飲料の生産時に排出されるキャップを再生樹脂にして、アテニアのクレンジングオイルのレフィル製品「スキンクリア クレンズ オイル〈エコパック〉」のキャップ部分の素材一部に再利用し、2021年1月より順次発売する。

ペットボトルのキャップ由来再生樹脂を化粧品容器に採用することは、国内の化粧品業界で初めての取り組みとなる。これによりキリンビバレッジはペットボトルのキャップの約3~4割を再利用することができ、廃棄物による環境負荷を低減することが可能となる。またアテニアは、再生樹脂を採用することで、従来の「スキンクリア クレンズ オイル〈エコパック〉」に使用していた新規プラスチック量の約40%を削減することができる。

「スキンクリア クレンズ オイル〈エコパック〉」。赤丸部分に、ペットボトルのキャップに由来する再生樹脂を採用

再生樹脂の製造方法は、キリンビバレッジが選別回収したペットボトルのキャップの印刷を専用の機器で除去、粉砕してフレーク状にし、その後、溶解、混合してペレット状にする。さらにこのペレットを溶解し、色素を加えて再生樹脂にしたものを成型して完成となる。再生樹脂として使用するには、キャップの選別や印刷の除去工程などに手間がかかるが、化粧品容器メーカーなどの協力を得て国内の化粧品業界では初の試みとして実現に至った。