キリンホールディングスは、独自素材であるプラズマ乳酸菌を採用した機能性食品の新ブランド「iMUSE(イミューズ)」を20年11月より展開。第1弾として6商品を順次発売する。

同ブランドは、キリンHDの長年の免疫研究から生まれた新ブランド。機能性表示食品制度の「健康な人の免疫機能の維持をサポート」に関する表示で、免疫機能で初めて消費者庁に届け出受理された商品群となる。

キリンホールディングスからは、調剤薬局などの医療機関向けサプリメント「キリン iMUSE professional プラズマ乳酸菌サプリメント」(30粒入り・2200円)を11 月上旬より順次発売、さらに「キリン iMUSE プラズマ乳酸菌サプリメント」(60粒入り・1833円)を11 月11 日より、「キリンiMUSE プラズマ乳酸菌サプリメント」(28粒入り・905円)を11 月24 日より発売する。また、キリンビバレッジからは、ペットボトル飲料の「キリン iMUSE ヨーグルトテイスト」「キリン iMUSE レモン」「キリン iMUSE 水」(各500ミリリットル・143円)を11 月24 日より発売する。なお、キリンビバレッジでは今回発売する飲料3品を対象商品とした、「続けよう!iMUSEキャンペーン」を11月24日から2021年2月28日まで実施する。6ポイントコースと1ポイントコースの二つのコースで、前者は第一弾で折り畳み自転車、第二弾でAROBO Watering Air Refresher L WD空気清浄機をそれぞれ200名の計400名に抽選でプレゼントする。後者はLINEポイント500ポイントを5000名に進呈する。

新製品発売に先駆け、キリンHDでは9月28日にメディア向け製品発表会を開催。冒頭、キリンHDヘルスサイエンス事業部の藤原大輔主幹が同社の免疫研究の歴史やプラズマ乳酸菌を発見した経緯、免疫機能での機能性表示食品届出受理に関わる背景と経緯について説明した。

その後、佐野環ヘルスサイエンス事業部長が、米国における免疫市場の伸長を説明。消費者の免疫に対する意識の高まりを受け、2020年の同市場は前年比1.5倍に伸長する見込みを示した。また、今後のプラズマ乳酸菌での事業展開では、①キリングループでの拡大②パートナー企業との連携③海外事業の展開の三つの軸で進めていく考えを示した。①では清涼飲料、ヨーグルト、サプリメントなどの領域での商品・チャネル開拓を行っていく。②では、社会課題解決を目指すパートナー企業に素材やブランドを導出し、商品の共同開発につなげていく。③では、健康意識が高く、サプリメント大国の米国において、現地パートナー企業への素材・ブランドの導出などで事業拡大を図る。東安奈児アでは、ベトナムの子会社インターフードの飲料事業推進とともに、シンガポールなど現地パートナー企業と連携した商品開発・販売を模索する。