7月15日、株式会社販売は、東急プラザ銀座にオーガニックコスメ&ライフスタイルショップ「Be Organic(ビーオーガニック)銀座本店」をオープンした。同店では、自社ブランドであるアクティブオーガニックブランド「Be」のローションやフェイスシート、インナーケアサプリ、エナジードリンクなどのオリジナルコスメ&インナーケアシリーズを展開。その他、日本オーガニックコスメ協会(JOCA)認証のオーガニックコスメを幅広く取りそろえ、オープン時には、「世界のオーガニック」「植物療法のオーガニック」「地域振興のオーガニック」など、什器ごとにJOCAが設けたテーマに沿ったアイテムをセレクトしている。

銀座東急プラザ5Fにオープンしたビーオーガニック

今回の出店について、株式会社販売の稲垣大輔社長は以下のように語る。

「Beは、日々忙しく働くアクティブワーカーのパートナーになりたいというブランドコンセプトを掲げています。働く方が多く集まる銀座に店舗を出すことで、仕事帰りや休みの日でも買えるものを提供するとともに、Beブランドやオーガニックコスメのリアルの価値をもっと伝えたいと思っています」

その思いを体現するように、同店はさまざまな特徴を備えている。その一つが、ワークショップの開催だ。ワークショップは月1~2回、予約制での開催を予定。モニターを設置することで、Zoom等でオンラインワークショップを実施し、オーガニックについての学びや、生産者などとのつながりを深める機会を提供する。

また、店の中央にはビューティーショップとして初めての試みとなる“触れる地球儀”「SPHERE」を設置。Beブランドは、ブランドロゴにも「FOR THE EARTH」のキーワードがあるように、アクティブワーカーを応援することを前提として、生き生きと働ける世の中、生き生きとした地球を維持するための活動にも積極的だ。小口久美子ブランドマネージャーは「世界各国のリアルタイムや、地球温暖化の状況、氷の厚さ、船が今どこを通っているかなど、地球をさまざまな軸から知る場をつくることで、お店に訪れた方や、お子さまの学びの場としていただきたいと考えています」と同店での画期的な取り組みへの期待を語る。

「SPHERE」の開発者は、「都市の人は買い物でしか地球を変えられない。買い物とは投票です。エネルギーを使わない地産のものや、生産する畑自体が持続可能なものを選んでいかないとどんどん石油を燃やして温暖化などのシナリオをたどることになってしまう」と語る。その“投票の場”である小売店での啓蒙活動は、大きな意味を持ちそうだ。

“触れる地球儀”「SPHERE」が店内中央に置かれる

オープンしたビーオーガニックの商品はスキンケア、メイク、インナーケア、インバスなどを含め現在200SKUほど。今後は、お客の反応をみながら月に1~2回の頻度で商品の入れ替えや陳列方法の変更を行っていき、最終的には400~500SKUの中から季節やニーズに合った商品を選んで並べる店舗を想定しているという。「今は本になぞらえて展開していますが、お客さまがご自身に合った商品を見つけられるのが一番大切。人は変化が好きなので、お客さまが今何を見ているのか、目線がどこに行くのかというのを観察しながら、変化をつけて見せていきたいと思っています」(森愛セールスマネージャー)。