需要爆発で消毒液も〝寵児〟に
1月下旬以降、「あなたはアルコール消毒液が買えるか」「消毒液はどこで売っているか」「値段が本当に高いね」「早く行かないと買えないよ」といった短文が中国の「微博」や「微信(ウイチャット)」上で急に増え、いつの間にか、かつては日常生活の中で使用頻度の低かった消毒液も一躍、マスクに次ぐ衛生日用品の〝寵児〟となった。
コンサルティング会社のベイン・アンド・カンパニーと天猫(Tモール)が2月19日に共同で発表した調査報告書によると、2020年春節期間(1月25日〜2月6日)の中国家庭清潔用品の売上高は前年同期と比べて316%と激増し、特に消毒液が消費者の爆買いの対象となっている。天猫だけでなく、大手小売企業・蘇寧易購(以下、蘇寧)のネット通販サイトにおいても消毒液が飛ぶように売れている。蘇寧によると「今回の新型コロナウイルスの発生により、消毒液の販売量は前年同期の23倍となり、中でも、上海、広州、北京に住む消費者の購入量が最も多い。感染爆発の2月上旬、1日当たりの注文数は平均で20万本を上回り、自営ショップが入荷した消毒液をホームページ上に掲載すればわずか1分で売り切れた」という。
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