縮む化粧品消費と専門店の苦境

1月下旬以降、中国では新型コロナウイルスの感染爆発により、一部の地域が封鎖され、メーカーが一時操業停止、百貨店などのサービス業が臨時休業に追い込まれた。人々は外出の制限や自粛のため、家に閉じこもった不自由な生活を強いられ、消費市場も一気に冷え込んでいる。

中国国家統計局によると、今年1〜2月の工業生産は前年同期に比べて13.5%減少し、伸び率はリーマン・ショック直後の2009年1〜2月(3.8%増)を下回り、過去最低を記録した。また、1〜2月の社会消費財小売総額は前年同期に比べて20.5%減少し、統計開始から初めてマイナスの伸び率となった。化粧品消費市場も未曽有の大きな打撃を受け、1〜2月の全国の化粧品小売額は前年同期比14.1%減となっている。

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