徹底したインサイト調査から市場拡大につなげる

資生堂が2015年より発売している50代以上の女性向け総合ブランド「プリオール」が注目を集めている。ブランド誕生から5年が経過し、バブル期に20代を過ごした世代が50代後半になっており、その価値観や美容行動は変化。これを受けて「プリオール」ではターゲット層の顧客像を再定義し、アプローチを進めている。今年に入ってからは、宮本信子、原田美枝子といったこれまでのイメージキャラクターとともに、新たなブランドの顔として女優の常盤貴子を起用。プロモーションを強化している。

宮本信子(左)、原田美枝子(右)に加え新たに常盤貴子(中)を起用

資生堂がマーケティング改革を進めるなかで、さまざまな悩みを解決し、新しいビューティースタンダードを提案する50代以上の女性向けの総合ブランドとしてデビューした「プリオール」は、ターゲット層のインサイトを徹底的に調査し、共感性の高い商品を投入することで、50代以上の女性向けの化粧品ブランドとして、市場を拡大、けん引してきた。

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