理美容業界で訪問理美容に注目が集まっている。2035年には人口の3分の1が65歳以上になり、美容院に行けない人が増えることにより、市場拡大が見込まれるからだ。これからシニアになる人は、今のシニアに比べおしゃれの経験値が高い世代で、いくつになってもきれいでいたいといった美意識も高く、美容室で髪を切りたいと思っている人が多い。業界からの視点で見ると、自分の持っている技術で人の役に立ちたいと思う若者が増えており、理美容専門学校の生徒のなかで訪問理美容の認知も高まっている。また、妊娠・出産などのライフステージの変化で離職した理美容師の復職の場としても期待されている。成り手不足、人手不足の解決に貢献することが期待される訪問理美容の現状についてホットペッパービューティーアカデミーの廣田純子研究員に聞いた。

周辺メニューの利用意向も高まる

ホットペッパービューティーアカデミーではこれまでも訪問理美容に関する定点観測を行ってきていますが、調査を開始した15年と比べ、19年の認知率は79.2%と約1.5倍アップしています。これに伴い利用率も34.9%と2倍近くになっています。また実際に現在訪問理美容サービスを利用している方に満足度を聞くと、85.9%の方が満足と回答している。利用率の伸び代はまだまだあるため、満足度の高さは今後の伸びが期待される結果でした。

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