今の中国化粧品市場は「戦国時代」と言われている。成功するには、スピード感、技術と品質へのこだわり、ローカライズされたマーケティング活動が不可欠である。5月20〜22日、世界3大展示会の一つ、第24回中国美容博覧会(China Beauty Expo=以下CBE)が上海新国際博覧中心で行われた。1万以上のブランドが出展し、わずか3日間で52万人もの業界関係者が来場した。26万平方メートルを超える展示会場は、人気テーマごとに27ホールに分かれ、独立したVIPブランド館は50社以上が展開。このCBEは化粧品ブランドがメインの出展社だが、美容エステ、販売・プロモーション、OEM・ODM、原料など化粧品にかかわる企業の出展も目立った。来場者には販売代理店、卸業者、個人バイヤーも多かった。
■海外ブランドの参入増も日本ブランドは注目を集めた
日本からの出展は昨年の200から300超に増加した。エクセルーラ、黒糖精、MTG、タカミ、サナ、豆腐の盛田屋、山田養蜂場、キャンメイク、キスミー、メナードなど中国で人気のあるブランドに加え、これから中国に進出しようとするブランドも数多く出展し、来場者の関心を集めた。化粧品ブランド、日用品ブランドの中国進出をサポートするプラットフォーム、代行運営、貿易会社も多くみられた。展示会場内では、ブランドとバイヤーをつなげるビジネスマッチング会も同時に行われ、メイド・イン・ジャパンの人気の高さがうかがえた。
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