新型コロナウイルスの影響長期化が懸念される中、化粧品業界にも大きな不安が広がっている。欧米・日本企業の大手企業への影響はどの程度になるのか。

まずは業績を先読みする株価から見ていこう。昨年末と3月19日時点での時価総額を比較すると主な大手の中で最も下落したのは米エスティローダーと資生堂の27%。次に英蘭ユニリーバ、米P&Gの18%。最も下落率が低いのは花王で9%。NYダウが2月の最高値から約35%下落したことを考えれば、下落率こそ大きいが他業界から比べて相対的に低い。

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