ビッグデータとの掛け合わせで新たな商品開発につなげる

資生堂は、中国事業におけるEC売上高を2020年までに4割程度まで高めていくことを目標に掲げている。その実現に向け、これまでも中国EC大手とのアライアンス強化を進めてきたが、世界の企業に先駆けて新たな打ち手を講じた。今年4月にグローバル大手EC企業のアリババグループ(以下アリババ)と戦略業務提携を締結したことを明らかにしたからだ。資生堂の研究開発力と、アリババが保有するビッグデータと消費者インサイトを融合することで、商品開発、ブランドマーケティング、Eコマース、CRMなど、幅広い領域を強化するのが狙いだ。

この取り組みにより、中国市場向けの新商品開発や、中国の消費者のニーズに適したサービスを提供し、若年層をはじめとした新たな顧客層の獲得を目指す。

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