武田コンシューマーヘルスケアは東亜薬品工業と独占販売契約を締結し、酪酸菌配合整腸薬「ビオスリー」(錠剤・Hi、散剤・H)(980円~2280円)を4月1日から発売する。一般用医薬品市場が頭打ちの中でも整腸剤市場は2017年度が225億円と拡大傾向にあることから、同社では整腸剤市場参入で売上高の拡大を図る狙い。

もともと武田コンシューマーヘルスケアでは、整腸剤「ビオフェルミン製品」を取り扱っていたが、大正製薬がビオフェルミン製薬を買収したことから、大正製薬に販売が移った。2016年度当時のビオフェルミン製品の売上高は91億円だったことから、同社の売上高の減少に影響を与えた。実際、武田コンシューマーヘルスケアの16年度の売上高826億円、17年度には785億円と減収に陥っている。

 

 

そこで同社では改めて整腸薬「ビオスリー」の取り扱いで市場に参入する。ビオスリーは3つの活性菌(糖化菌、乳酸菌、酪酸菌)を生きたまま腸に届け、それぞれの菌が異なる部位で増殖して腸全体で作用する。これが活性菌トリプル共生処方だ。その中でも酪酸菌は近年研究が進み、医師も注目する活性菌となっている。5月下旬から「腸人になろう」をテーマに、中村アンを起用したテレビCMを投入。店頭ではPOPボードも使い大々的に訴求する。

詳しくは激流2019年5月号に掲載 https://www.kokusaishogyo.co.jp/gekiryu/201932019.html