資生堂は、20~30代女性30名を対象とした「ファンデーション塗布・無塗布状態の肌に関する測定実験」を医療法人康梓会Y’sサイエンスクリニックの日比野佐和子院長監修の下で実施。その結果、ファンデーションを塗布した状態のほうが、無塗布状態よりも水分量を保ちながら余分な皮脂量も抑えられるため、「乾燥しない」状態を維持できることが明らかになった。

2018年6月に女性5000人を対象に実施したファンデーションに関する意識調査では、7割の女性がファンデーションに対して「肌に悪い」という印象を抱いていることが判明。肌に悪いと考える理由として、「毛穴が詰まりそう」(66.2%)、「肌呼吸しづらくなりそう」(52.7%)との声が挙がる中、「乾燥の原因になりそうだから」(23.7%)という意見もあった。資生堂が実施した実験で、ファンデーションは「毛穴を埋めない」、「肌呼吸を止めない」ことが確認されていたが、今回の調査によって、ファンデーションを塗布することが水分量の維持・皮脂量のコントロールにも役立つことが新たに判明した。

同調査では、ファンデーションを塗布した肌と無塗布の素肌の時間経過による水分量・皮脂量の増減を測定した。方法は、20~30代女性30名に、スキンケア後、顔の右半分にファンデーションを塗布、左半分は無塗布の状態で日中6時間を過ごしてもらい、実験開始時・3時間経過時・6時間経過時に測定器でそれぞれの肌の水分量・皮脂量を計測。左右の肌状態の実験開始時の数値と6時間経過後の数値を比較した。

結果、開始直後のモニターの平均値を100%とした場合、6時間経過後は無塗布の肌の水分量が79.1%だったのに対し、ファンデーションを塗布した肌は82.3%と3.2%も高く、ファンデーションを塗布した状態の方が水分を保っていることが分かった。また、乾燥することにより肌荒れなどのリスクを招く原因となる皮脂の分泌量に関しては、ファンデーションを塗布した肌が6時間経過後に117.4%だったのに対し、無塗布の肌は127%に上昇。その差はマイナス9.6%で、ファンデーションを塗布した方が余分な皮脂を抑えられるという結果になった。

ファンデーションによる肌調査 結果

ファンデーションによる肌調査 結果