資生堂薬品は、肌トラブルを治癒するブランドとして2011年に誕生した「イハダ」から、花粉・PM2.5に加えウイルスをブロックするスプレー「イハダ アレルスクリーンEX」(50グラム・900円、100グラム・1600円)と「同 アレルスクリーンジェルEX」(3グラム・900円)を12月1日から全国のドラッグストアにて発売する。

近年、花粉症は国民病として人々のQOLを大きく損なっている。日本国内における花粉症患者は年々増加の一途をたどっており、花粉症患者推移は平成10年で20%程度だったものが、平成20年には30%にまで増加している。(鼻アレルギー診療ガイドライン2013年版)

また、花粉症患者数の増加に伴って、肌トラブル患者数も増加しており、健康に害を与える大気汚染の原因として深刻化しているPM2.5と花粉の複合化に対する懸念も指摘されている。こうした環境の中、花粉防御剤は各社から販売されているが、直近の花粉シーズンであった2018年1~4月には21.8億円(前年比158%)もの売上規模となっており、花粉防御に対するニーズの高まりがうかがえる。

アレルスクリーンは、同シーズンで前年比193%と伸長しているが、今回はさらに、ウイルスブロック機能を付与した2商品を発売。資生堂独自の特許技術「微粒子吸着防止技術」はそのままに、商品機能を強化させた新製品で、更なる売上げ拡大を図る。