ヘンケルの2018年度第2四半期決算は、売上高が51億43万ユーロ、営業利益(EBIT) が9億2600万ユーロで、それぞれ過去最高を記録。売上高営業利益率(EBIT マージン)は、20ベーシスポイント増の18.0%。

為替と原材料価格による逆風を考慮して、通年の見通しを修正。ヘンケルグループの既存事業売上成長率2~4%は変更なしだが、接着技術事業部門の既存事業売上成長率を以前の2~4%から4~5%に修正。ランドリー&ホームケア事業部門は、引き続き2~4%の既存事業売上成長率を予測。ビューティーケア事業部門は、既存事業売上成長率は 0~2%になると予測している。

最高経営責任者のハンス・ファン・バイレンは、以下のようにコメントしている。

「既存事業売上高の著し い成長により、ヘンケルは為替と原材料価格の高騰の強い影響にもかかわらず、第2四半期に順調に業績を伸ばした。四半期売上高は史上最高となり、調整後の売上高営業利益率もさらに向上し、調整後の当期利益は過去最高に達した。アドヒーシブテクノロジーズ(接着技術)事業部門の既存事業売上高は非常に好調で、ランドリー&ホームケア事業部門も堅調な伸びを示した。ビューティーケア事業部門の業績も良いものだった」

「すべての地域で既存事業売上高を伸ばし、新興市場では非常に好調、また成熟市場でも堅調な業績となった。北米の消費財事業のサービス水準は通常に戻り、成長軌道に戻りった」

「第1四半期と同様、当社は非常に強い為替の逆風に直面しており、また第2四半期では原材料の価格も上昇。為替は当社の売上げに 6.1%、3億1000万ユーロのマイナス影響を与えた。営業利益と1株あたり利益もまた為替の影響を受けている。為替の影響を除けば、優先株(1株) あたり利益は7.7%の好調な成長を遂げた」